人間と動物の決定的違いについては学べました。
簡単にいてしまえばサバイバル本能だけで生きることをやめるってことです。
衝動や過去の経験や知識に溺れないってことです。
6日目の学びで大きかったこと。
それは人間にはそもそもサバイバルと真逆の「冒険心、探究心」があるということです。
動物は常にサバイバルを満たす生き方を模索します。生存のために必要なものを揃えることに必死です。
それそのものが目的になっています。
人間はどうでしょう?
家や食べ物がなければ必死でそれを求めて幸せを勝ち取ろうとします。
では家や食べ物が十分に確保されたら幸せになるのでしょうか?それどころか人間は今までの何倍も満たされない心をもってしまいます。それが人間の本質です。
サバイバルが満たされた瞬間から人間はむしろ今までの何倍もの苦悩を抱え込んでしまう。
さらに先を求めてしまう。
これは僕うの学んだヨーガでは「わがまま」とか「悪い意味でのエゴ」とは捉えません。
単純に人間も宇宙もそうなんだ・ひろがろうひろがろうとしているのだ、ということです。
意識そのものもどんどん深める=広げることができると言われています。
人間が夢を描き夢に向かっていくことは本来人間に与えられた天命ともいえるでしょう。
その状態になって初めて人間の本来の機能が発揮されるそうです。
しかしその時僕たちの脳がサバイバル本能がすべてであるかのように錯覚して生きていては叶いません。
人は広がろうとする冒険心・探究心がある。それはサバイバルと真反対です。なんの根拠もなくても、どんなにリスクが高くても、危険でもそこへ向かって生きたいと思えるのです。
下記の4つのレイヤーも学びました。
⑴ PURE INTELLIGENCE 知性 <チッタ・意識>
⑵ MEMORY 記憶 <マノス>
⑶ IDENTITY <自我>
⑷ INTELLECT <知識>
ほとんどの現代人は⑵を学校で教育され、本を暗記し知識を蓄積する。または過去の経験を重要視しすぎてその経験=知識としてしまう。 それらを元に⑶IDENTITYを形成してしまいがち。 IDENTITYを持つことっていいことだと思って生きてきました。でもいい悪いではなく、これに固執したらアウトだなぁと学んだ。IDENTITYはあるグループに所属している意識や、他者と自分の違いを決めつけて対立を必然的に産みます。これは⑷の知識を元に戦いは続きます。これらの流れはすべてサバイバルの受動的・衝動的なものです。
それの枠の外に存在しているのが⑴というわけです。ONENESSです。
ONENESSになるためには自分のIGNORANCE無知を受け入れることが一番の近道らしい。自分はあまり知らない、という考えを持つと人は知らないことを知りたいという探究心へと導かれます。知ったつもりになって自分の知っていることを重要視しすぎると、知らない世界への興味がわかず成長しなくなります。
僕は日本人であることや日本文化の素晴らしさに目を向けてきたのですが、それは多彩で多種多様であるから目を向けていたはずなのに、いつの間にかその「クラブに所属すること」自体に価値を起きすぎて、文化や伝統、国籍に縛られて他者や自分に優劣をつけてきたのかもしれません。